今回購入したのは、メーカー名がSTOKで、Amazonで4,200円でした。
まずマクロスライダーとは、撮影時にカメラの位置を微調整出来るようにした装置のことで、単純に一方向(X軸かY軸)だけ調整するものから、今回購入したような二方向(X軸とY軸)調整出来るものが有ります。
商品名にも入っているように、4WAYとか2WAYとか言われ、4WAYだと前後左右、2WAYだと左右または前後に微調整出来ます。
今回購入したものの全体図が下図です。
STOK 4WAY マクロスライダー・フォーカシングレール 全体図 |
今回購入したものは4WAYですが、簡単に分解出来て、前後だけ、左右だけの2WAYとして使用することも出来るので、お得と言えばお得です。ただし2WAYに比べれば価格もそれなりですが・・・。
分解したときの様子が下図です。
STOK 4WAY マクロスライダー・フォーカシングレール 分解時 |
裏側から撮った画像が下図で、前後左右に動かす原理は、ラック・アンド・ピニオンを使って、つまみを回すと前後左右にレールが動く仕組みになっています。
STOK 4WAY マクロスライダー・フォーカシングレール 裏側 |
では、どういう場面で必要になってくるかというと、オートフォーカスを利用する場合はほとんど必要無いとは思いますが、このブログでも紹介したことが有るリバースリングを使っての撮影や、エクステンションチューブを使っての撮影など、主にマニュアルフォーカスでピントを合わせる時の微調整に利用します。
例えば、マクロレンズを使って等倍撮影したい場合、撮影可能最短距離にするのが微妙に難しいため、MFでフォーカスリングを最短距離に合わせておき、その後、マクロスライダーを使ってピントが合う位置までカメラを微調整するという方法です。
実際に使用してみての感想ですが、ほんの数ミリ、場合によってはそれ以下の微調整も出来るため、今まで三脚を動かしてピントを合わせていたのに比べれば、格段に作業効率はアップし、ピント合わせでイライラすることは無くなります。
悪い点を上げるとすれば、マクロスライダー自体が結構重いので、ひ弱な三脚などでは不安なのと、固定用のネジを緩めると若干ガタが出るため、緩めすぎないように気をつけて調整しなければいけないとか、安物の宿命で、ラック・アンド・ピニオン部にもガタが有り、調整用のネジを回すとき、きちんとギアがかみ合うようにネジをまっすぐ回さなければいけないなど、それなりな部分も多々有りますが、難点を理解してうまく使いこなせば値段以上の優れものだと思います。
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