2015年8月6日木曜日

Sigma 70-300mm F4-5.6 DG MACRO モーター内蔵を買いました!

 Sigma 70-300mm F4-5.6 DG MACRO モーター内蔵を買ってみました。
 このレンズは価格が安いこともあり、70-300mm望遠として使うのではなく、200-300mmマクロとして使うこと考え、「Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f2.8G」の不満点を解消したり、いろいろと実験的なことをやってみたくて購入しました。

 まずこのレンズの特徴から、とにかく価格が安く、Amazonで新品を11,372円で買いました。
 このレンズには高画質版のAPO付きが有るのですが、価格が倍近くになり、それ程画質にも差がないということと、安さと簡易マクロに惹かれただけなのでこちらにしました。

 スペックは、一般的なレンズに使われている超音波モーターではないため、模型なんかに使われているモーターのような大きな音がして、AF速度も速くなく、おまけに手ブレ補正も有りません。
 しかし、300mm望遠レンズがこの価格で買え、写りもそんなに悪くなく、なんといっても魅力なのが最大撮影倍率1:2の簡易マクロが使えるところです。
 私はタムロンのA005を持っているので300mm望遠はどうでもよく、とにかく200-300mmという焦点距離での簡易マクロに惹かれて購入しました。
 フルサイズにも対応し、今の時代にMade in Japanというのも素晴らしいです!

 不満点についてもいくつか書いておきます。
 まず外観についてですが、付属のフードにツヤがあり、結構安っぽく見えます。花形フードではなく円形フードなのもイマイチです。価格や機構を考えると材質や花形フードではないのは仕方がないとしても、ツヤについてはどうにかならなかったのかと・・・。内側はさすがにツヤ消しですけどね。
 次に操作についてですが、AFにしていても手で簡単にフォーカスリングが動かせるところです。フォーカスリングを回すとフードも一緒に動くのですが、フードを回してもフォーカスリングが動くのです。その時、例のモーターの音が結構するのです。イメージとしては、ラジコンカーなどのモーター付きのものを、無理矢理手で動かしたときのあの音です。
 これは個体差があるのかもしれないですが、ズームリングの動きがスムーズではないです。作りが安っぽいからなのか、乾いた擦れた音がして、微妙に動かそうとすると引っかかるような感じがして、微調整が難しかったりします。

 フードの写真を掲載します。左がSigma 70-300mmで右がTamron 70-300mm A005のフードなのですが、写真じゃちょっと質感が伝わりにくいですね・・・。Sigmaのフードはフォーカスリングの代わりとして回せるようになのか下側に溝が付いています。A005は乱反射を防ぐための工夫が内側にされていてさすがという感じです。
フード 外側
左側:Sigma 70-300mm 右側:Tamron 70-300mm A005
フード 内側
左側:Sigma 70-300mm 右側:Tamron 70-300mm A005
使い方についてですが、マクロモードは200-300mmでしか使えなくて、モード切り替えのスイッチも200-300mmにズーム位置を合わせておかないと切り替えられません。
 さらに、マクロモードから通常モードに戻すとき、フォーカス位置が1.5m以上の位置にないと切り替えられません。この辺はすぐに慣れるので問題無いですが、最初はちょっととまどいます。
 ズームリングの操作も、マクロモードの時には200-300mmの間でしか動かせず、フォーカスリングの操作は、通常モードの時には1.5m-∞の間しか動かすことが出来ません。

 実際に使ってみた感想ですが、やはり音が独特で、ラジコンカーを動かしているような音がしますが、AF速度が特別遅いとは感じませんでした。

 マクロモードですが、想像していた通り、近づかなくても大きく写せるというのはかなり良かったです。ただ、200-300mmという焦点距離で手ブレ補正が無いのは手持ちではかなり厳しかったです。
でもまぁ一脚や三脚を使用したり、シャッタースピードに気をつけていればなんとかなりますけどね。なんといても被写体との距離を大きくとれるため、自分やカメラの影で暗くなるということが無いのはかなり有利です。

 撮影時に不便を感じたのは、撮影倍率1:2で撮影しようとするとき、最短撮影距離の0.95mという距離感が難しいため、結局、MFで0.95mに合わせておいてからピントの合う位置まで自分が動いたり、カメラを動かしたりしています。
 マクロ的な使い方をする場合、AFは要らないかな?とも思います。

 マクロ撮影では数ミリ違うと構図がずれたりピントがずれたりしてかなり違ってくる為、結構難しです・・・。例えば、画面一杯に花を写そうとした時、上下左右のどこかが欠けてしまうとか普通に有ります・・・。人は動いてないようで動いているもんですね・・・。
 とにかく、割り切った使い方をするならおすすめのレンズですが、普通に300mm望遠レンズとして使おうとすると後悔するかもしれません・・・。

 最初に書いた実験的なことというのは、マクロモードを使うときほとんどMFでピントを合わせ、手ブレ補正も無いなら、電子接点の無い安いエクステンションチューブを使って、1:2の最大撮影倍率を1:1にして等倍撮影が出来ないか?ということです。
 ということで、エクステンションチューブの購入へと続くのであった・・・。

最後に、いつものAF操作時の速度や音についての動画です。

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