2013年8月6日火曜日

マンガのような雨を撮影

 今回はタイトルの通り、マンガに出てくるような感じで、雨が降っている様子を写真に撮ることが出来るか?に挑戦してみました。
 マンガに出てくるような雨とは、単純に線がコマ全体に引いてあるような状態を想像しています。

 最近はゲリラ豪雨という言葉をよく聞くようになり、空が真っ暗になったかと思えば、一気に雨がすごい勢いで降り出すことが多くなりました。
 雨が降ると写真が撮れない!となるのではなく、雨ならではの写真を撮ってみよう!ということで、マンガのように線になった雨が撮れないか挑戦してみました。

 まず考えたのがNDフィルター(減光フィルター)を使って、長秒露光するやりかたです。
 このやり方で滝や川など、水の流れがあるところで撮影すると、水の流れが白い線のようになって撮影できるので、雨も出来るのでは?と考えました。

 結果は、長秒露光で車の通っている道路を撮影したときのように、動いているものが消えてしまいました・・・。
 要するに雨はまったく写りませんでした。

 そこで、とりあえず色々撮ってみようということで、まずは雨を止めてみました。
雨を止める
焦点距離 135mm ISO 6400 f/8 シャッタースピード 1/2000秒
一応、1/2000秒程度でも止まってはいるのですが、ピントが合ってないところはボケてゴミみたいになってます。
 ピントが合ったところは、まるでレンズに水滴が付いているかのように写ります。

 今回使用したレンズは、屋根のあるところから離れて撮影するため、タムロンのA005、70-300mmを使用しました。
 ゲリラ豪雨で暗くなっていて、ISO感度をAUTOにしていたので、ISO感度が高めでノイズが多くなってしまいました・・・。

 その他に、色々撮ってみました。
雨の線
焦点距離 70mm ISO 2500 f/8 シャッタースピード 1/160秒
マンガのような雨
焦点距離 110mm ISO 2500 f/8 シャッタースピード 1/250秒
マンガのような雨 2
焦点距離 300mm ISO 6400 f/11 シャッタースピード 1/200秒
上の3枚のように、意外と1/200秒前後が雨の線が出るような気がします。
 一番下の写真は、被写界深度を深くして、より多くの雨にピントがあうように絞りをf/11まで絞ってみました。

 以上のように、結果としてはマンガのような雨の線を写すことは難しい!という事になったのですが、写すものや場所によって、もっと結果が変わってきたりするのかも?という思いもあります。
 レンズが違っても結果は違うのかも知れませんね。
 広角レンズで広く撮るとか、壁に向かって撮るとか、丁度良い感じになるシャッタースピードがあるとか、色々条件を変えて出来ればいいですね。
 なにしろゲリラ豪雨で、色々やってるとすぐ止んでしまい、時間的に余裕が無いため、あせって変な写真を量産してました・・・。
 またチャンスがあれば挑戦してみたいと思います。

 減光フィルターについては、また別の機会に書きたいと思います。

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