2015年8月14日金曜日

Sigma 70-300mm F4-5.6 DG MACRO モーター内蔵とエクステンションチューブ

 今回は、最近、書いてきたSigma 70-300mmレンズとエクステンションチューブを組み合わせ、マクロモードでの撮影倍率を上げていく様子を書いていきたいと思います。
 最初に予想していた結果にならなかったという、ちょっと疑問に思うことも出てきました。

 前回までの記事で「NIKON AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」と「Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」のレンズとエクステンションチューブを使って撮影した様子を書きましたが、本来の目的であったSigma 70-300mmでのマクロ撮影について今回は書いていきたいと思います。

 まずエクステンションチューブですが、今回のレンズは焦点距離が長いため、1・2・3のすべてを使い撮影していきます。すべてをセットしたときの様子が下図です。
Sigma 70-300mm チューブ 1+2+3 55mm
この画像は、レンズ先端に照明として使うリングライト取り付けパーツを付け、焦点距離を300mm、フォーカス位置を最短の0.95mにしてあるため、見ての通り、かなり長いです。この部分だけで長さが約30cmでした。

 撮影方法は今までと同じように、焦点距離を300mm、フォーカス位置を最短の0.95m、BR-6を使って少し絞り、レンズのモードをマクロモード、カメラのモードをMにして、三脚にマクロスライダーを取り付け、カメラ位置を動かすことによりピントを合わせていきます。

 まずはエクステンションチューブを取り付けずに撮影した画像です。今回は、被写体との距離が長いため、撮影風景の画像は無しです。
Sigma 70-300mm レンズのみ
Sigma 70-300mm レンズのみ
これが撮影倍率1:2です。ちなみに、何枚か画像を掲載しますが、明るさや文字位置が微妙に違うのはお許しください。文字の大きさだけ見てもらえればと思います。焦点距離が長くなると微調整が難しいのと、レンズが重くて位置がきっちり決まりにくいもので・・・。

 次にエクステンションチューブをすべて取り付けたときの画像です。レンズのモードはマクロモードでフォーカス位置0.95mです。
Sigma 70-300mm 1+2+3
Sigma 70-300mm 焦点距離 300mm チューブ 1+2+3 55mm
ほぼ等倍で撮れていると思います。等倍の画像については「Nikon Micro 40mmとエクステンションチューブ」の画像を見てください。
 このときの被写体とカメラの距離が約87cmだったので、レンズだけのときに比べて約8cm程度被写体に近づくことが出来たことになります。

 と、ここまでは予想通りなのですが、ふと焦点距離を短くするとどうなるか?と思い、焦点距離を70mmにしたところ、被写体にかなり近づくことができ、文字の大きさもほぼ等倍になるという結果が・・・。その時の画像が下図です。
Sigma 70-300mm 焦点距離 70mm
Sigma 70-300mm 焦点距離 70mm チューブ 1+2+3 55mm
微妙に300mmマクロモードのときより文字は小さいですが、ほぼ等倍撮影出来ました。このとき焦点距離が70mmなのでマクロモードではなくノーマルモードで、フォーカス位置も1.5mです。
 予想では300mmのマクロモードより文字が小さく写ると思っていたのですが、ほとんど変わらないという結果に驚きました。そこで、焦点距離300mm、ノーマルモードでフォーカス位置1.5mで撮影してみました。
Sigma 70-300mm 焦点距離 300mm チューブ 1+2+3 ノーマルモード
やはりマクロモードに比べて文字は小さく写ります。被写体との距離もマクロモードより長くなります。

 以上の結果から、撮影出来る文字の大きさは、レンズの焦点距離よりフォーカス位置、被写体との距離の影響が大きいということだと思います。何故そうなるのかは光学に詳しくないのでわかりません・・・。

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