前回はスペックについてNikon 18-55mmとSigma 17-70mmと比較しながら書きましたが、今回もこれらのレンズを使って比較していきたいと思います。
実際に使用してみての感想ですが、AF速度はNikon 18-55mmとほぼ同じで速いとは言えないですが、レンズの特性上じっくり撮ることが多いため、それ程気になりません。ただ、一度迷うとすごく遅く感じます・・・。AF時の音もNikon 18-55mmとほぼ同じで、それ程気になりません。全体的にみて、Nikon 18-55mmのズーム機能を取り除き、単焦点レンズになっただけって感じです。(あくまで個人の感想です)
手ブレ補正については、普段、手ブレ補正の有るレンズばかり使っているので、やはり気になりますが、手持ちで撮ってみても手ブレしていることはほとんど無いです。
暗いところでは明るさに気をつけるとか、ISO感度を上げるとかしてシャッタースピードに気をつけていれば問題無いと思います。
実際に使ってみて不便というか使いにくいと感じるところは、等倍で撮影するためには被写体まで0.163mというほぼレンズ先端が当たるくらいまで近づかなければならず、ちょっと花壇の奥の方の花とかを撮ろうとすると難しかったりします。
近づけないところはライブビューに切り替えて手を伸ばして撮れば良いのですが、そうなるとカメラを安定して持つのが難しくなり、ブレたり、なかなか思い通りの構図で撮れなかったりします。こういうとき手ブレ補正が無いのが痛いです。
近づかないといけないのは虫などの生き物を撮るのにも不便です。
そういったいろいろな事を考えると、マクロレンズは60mm以上が使いやすいのかな?なんて思います。価格と描写、軽さなどを考えると、このレンズは申し分ないんですけどね。
ということで、焦点距離の長いマクロ撮影を目指すべく「シグマ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO モーター内蔵」やエクステンションチューブの購入へと続くのであった・・・。
次に、ようやく「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」と「SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」との比較ですが、まずはズームレンズの焦点距離を40mm、f値をf/5.6に固定し、三脚を使ってカメラの位置を固定したままレンズだけ交換して撮影してみました。
Nikon Micro 40mm f/5.6 |
Nikon 18-55mm 焦点距離40mm f/5.6 |
Sigma 17-70mm 焦点距離40mm f/5.6 |
それはともかく、これだとあまり違いがわからないので、マクロレンズとの比較ということで、ズームレンズは一番マクロ的に撮れる一番長い焦点距離で、被写体との距離を最短撮影距離にし、絞りは開放して撮影してみました。
Sigma 17-70mm 焦点距離70mm f/4 |
Nikon 18-55mm 焦点距離55mm f/5.6 |
Nikon Micro 40mm f/4.2 |
とりあえず、これらからわかることは、Sigmaの17-70mmは簡易マクロ機能が付いているだけあって、それなりにボケさせることができ、等倍にこだわらなければ優秀なマクロ撮影が出来ると思います。Nikon 18-55mmより明るいレンズで、絞りも開放することができるというのもあるんでしょうね。
以上、まとめとしては、3つのレンズで比較するという企画自体無謀だった気がします・・・。
このレンズは安くて写りも良いので、入門用としてきちんとマクロ撮影するレンズとしては優秀だと思います。
今後はこのレンズが大活躍してくれると思います。
最後に、このレンズで同じようなアングルで撮った写真を載せておきます。
Nikon Micro 40mm f/4 |
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